ビーツをいただいたのでボルシチを作ってみた。
ビーツはほうれん草と同じアカザ科だそうで、言われてみるとなるほどほうれん草に似ている部分がある
カチカチに固いので煮込みは一時間。
どぎつい赤が映える。
ボルシチの出来上がり
ボルシチは日本ではロシア料理として知られているが、その発祥はウクライナである。自家製でボルシチを作るのは今回が初めてだが、私は意外と本場で何回も食べている。
1990年、ソ連時代にシベリア鉄道の食堂車で7日間、毎食。その後のモスクワの人民食堂でも。
1992年には旧ソ連のモルドバの首都キシニョフとウクライナのオデッサで。
2000年にはカザフスタンのアルマトイで。そして、2008年には
乗り継ぎのモスクワの空港で。
旧ソ連地域では国民的な料理だから食べる回数も多くなるのだが、英語がほぼ通じないので、ロシア語で言える料理がボルシチくらいしかないというのが大きかった。でも脂ぎった肉料理より胃に優しいので毎食、飽きずに食べていたことを思い出す。
で、自家製のボルシチのお味だが、初めて作ったにしては上々。息子も最初は真っ赤な色に引いていたものの、ぺろりと平らげてくれた。
そんなこんなのボルシチネタを書いていたら、なんだが旧ソ連エリアに旅したいなあ、なんて気持ちがムクムクと!中国からウラジオストックへ鉄道で抜けるとか、干上がったアラル海の荒涼とした港町とか・・・