一ヶ月近い旅ということで小説もこれだけ持ってきた。全部、ブックオフで購入。読み終わり次第、在住の友人にあげていく。ネットが普及する前は、今よりもっと日本語の活字に飢えている人が多かったはず。ネットは便利で、もはや必要不可欠だけど、旅に文庫本は今でもベストマッチ。でも、重さを考えると電子ブックの普及も楽しみかな。
カメラを向けられて、喜んでいるわけでもないが、それでも無遠慮にシャッターを切る。仏頂面がとてもキュート。本人以外には大変喜んでいただける一枚ではなかろうか。
日本では見知らぬ人にカメラを向けるということをすっかりしなくなってしまった。権利意識が高まっているので、つまらんトラブルに発展しそうだし。篠山紀信が深夜の公道などでヌードを撮ったことが、出版から一年もたって問題になったりしている。路上のヌードと路上スナップは全然問題が別と思うかもしれないが、写真を巡る世界がとても息苦しくなっていることには変わりない。篠山さんには今後もがんばっていただきたい。私は、どうする??
日本に慣れきった自分の目に、一年ぶりのベトナムはもっと新鮮に映るかと思ったら、意外とそのブランクはたいしたことなく、「ああ、また帰ってきたな」程度の感慨しかない。だから、物珍しさにバンバンシャッターを切れる訳もない。でも、さすがにこんな風に豚肉を運んでいたら「おっ!」となるね。
これなんかも足の上げ具合がとてもいい。
昨日の散歩方向は、ホム市場より紅河沿いに下流方向へ向かった。タイ湖周辺の高級住宅と違って、このあたりは洪水の度に沈みそうな感じ。
日が落ちきってもまだまだ撮れる。感度はこれでISO800。
夕食は指揮者の本名さんのご招待でベトメシをいただく。写真の料理はエビのフリッターにわさびマヨネーズをかけた一品。こうして創作ベトメシはどんどん進化していく。ごちそうさまでした!