昨年、世界遺産に登録された富岡製糸場に行ってきた。登録から一年経ってるしそれほど混んではいないだろうと思ったら、けっこうな賑わい。
平日におばちゃんパワーが炸裂しているのは、鎌倉と同じだ。
一人でゆっくり回った後にガイドさんの説明を聞いてもう一回見直す。やっぱり、説明は聞くべき。
大竹しのぶの映画「ああ野麦峠」の舞台はここではないが、「富岡は女工さんを厚遇しており、あの映画のようなことは、ここではなかった!と、念を押して説明するように言われています」と、正直な説明がとてもうけていた。
製糸の機械は日産製だそう。
国宝であり、世界遺産でもあるのだが、明治初期の建物が今も残っているのはすごいと思うが、その作りは重厚とか繊細とかプラスアルファの魅力があるわけではない。と、私は感じたのだが、どうなのだろう?
しかし、とにかく、暑かった。ピーカンの日差しでは情緒ある写真など撮りようもなく・・・
良い感じの夕暮れ時には、既に閉館時間が。
なので、製糸場の周りをしつこく散歩する。
結果として日帰りでも十分に製糸場だけは見られるのだが、富岡に宿を取ってみた。一泊4700円、バス・トイレ共同。安宿には慣れているので不満は特にないけど、世界遺産が目の前にあるからこの値段が取れるんだろうな、という感想を抱く。